肩の痛みが長引いていませんか
寝ているときも肩の痛みに悩まされ、日常生活に不便が生じていませんか?
四十肩・五十肩は、強い痛みや関節の動かしにくさなどをもたらす病気で、正式には肩関節周囲炎といわれます。
中高年が発症しやすく、一度発症すると回復するまでに長い時間を要します。
原因ははっきりわかっていませんが、加齢にともなう組織の変性が影響を与えているといわれています。
肩こりとは違う痛みが続くときは、無理をしないで安静を心がけましょう。
そして、適切なタイミングで運動療法を開始し、肩関節の拘縮を防ぎましょう。
こちらでは、四十肩・五十肩の原因や症状、当院での施術内容、対処法・予防法などについて詳しくご紹介します。
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目次
こんなお悩みはありませんか?
- 肩より高く腕が挙がらない
- 肩の痛みで夜も眠れない
- 歯磨きをするだけでも肩に激痛が走る
- いつもの肩こりとは違う痛みを感じる
- 四十肩・五十肩を何度も繰り返す
- 以前よりも肩の可動域が狭くなった
四十肩・五十肩とは?
四十肩・五十肩の症状と原因
四十肩・五十肩とは?
●肩の構造
肩関節は、鎖骨と上腕骨、肩甲骨の3つの骨から構成されており、鎖骨によって肩甲骨が吊り上げられています。
上腕骨と肩甲骨の連結部分は、柔らかい軟骨で覆われているため、スムーズに動かせます。
肩関節と関係する筋肉は、僧帽筋や広背筋、三角筋などです。
そして、4つの腱が板状になって筋肉を骨と結びつけています。
●四十肩・五十肩とは
四十肩・五十肩の正式名称は、肩関節周囲炎です。
肩関節のまわりにある筋肉や腱、靱帯、滑液包などで起こる炎症のことを指します。
中高年に多く、発症する年代の違いによって、四十肩と呼んだり五十肩と呼んだりします。
●四十肩・五十肩の特徴
四十肩・五十肩は、徐々に痛みが増し、肩関節の動きが悪くなることが特徴です。
肩こりと間違われやすいですが、肩こりは筋肉の疲労によって生じているのに対し、四十肩・五十肩は肩関節の炎症によって痛みが生じています。
温めると楽になる肩こりとは異なり、炎症をともなう四十肩・五十肩は温めると悪化する場合があるため、間違った対処をしないように注意が必要です。
四十肩・五十肩の症状と原因
●四十肩・五十肩のおもな原因
・加齢
四十肩・五十肩は、中高年に多い病気です。
加齢による組織の変性が関係しているといわれており、明確なきっかけがなく起こることが多いです。
また、四十肩・五十肩の多くは画像検査では異常がみつからないため、軟部組織の問題だと考えられています。
・病気
四十肩・五十肩は、糖尿病や甲状腺異常があると、発症する確率が高まるといわれています。
しかし、その因果関係については詳しくわかっていません。
●四十肩・五十肩のおもな症状
・急性期
急性期は、痛みがもっとも強い時期です。
夜や朝方に起こる夜間痛で目が覚めたり、腕を伸ばすと激痛が走ったりします。
・慢性期
慢性期は痛みが落ち着くものの、肩関節の動かしにくさが残る時期です。
肩が重だるく、腕を挙げたり伸ばしたりする動作がむずかしくなります。
・回復期
関節の動かしにくさが改善していく時期です。
類似症状のある隠れた病気について
●腱板断裂
肩関節を支える4つの腱の集まりである腱板が断裂するケガです。
外傷やスポーツでの繰り返しの負荷によって、腱板断裂が引き起こされることがあります。
●石灰沈着性腱板炎
石灰沈着性腱板炎とは、腱板にリン酸カルシウムの結晶が沈着し、炎症を起こす病気です。
原因ははっきりとわかっていませんが、中年の女性に多い病気として知られています。
●肩峰下インピンジメント症候群
肩峰とは、肩甲骨の先端部分のことです。
肩峰下インピンジメント症候群は、肩峰と腱板の間にある肩峰下滑液包が炎症を起こしている状態です。
肩のオーバーユースや外傷、腱の変性などによって、肩峰下インピンジメント症候群が起こりやすくなります。
四十肩・五十肩の施術法と
代表的な施術期間と過程
四十肩・五十肩のおもな施術法
●急性期
急性期の四十肩・五十肩は、無理に動かしたり、手で刺激したりすると、症状が悪化する可能性があります。
そのため、まずは炎症を鎮静化させるために、鍼灸やハイボルト療法などを中心に対応します。
・鍼灸
鍼でツボを刺激すると、脳に送られる痛みの信号がブロックされ、一時的に楽になることがあります。
また、四十肩・五十肩による肩まわりの筋緊張も取れやすくなります。
●慢性期
・ゼロ整体
慢性期のおもな症状は、肩関節の動かしにくさです。
ゼロ整体では、骨格や筋肉のバランスを確認し、肩関節の可動域が広がるように肩の周辺の筋肉にアプローチします。
症状を強める原因となる筋肉の柔軟性を獲得し、再発防止を目指しましょう。
・トレーニング
四十肩・五十肩の再発を防ぐためのトレーニングをレクチャーします。
とくに、四十肩・五十肩を予防するためには、姿勢の保持に必要なインナーマッスルが大切だといわれています。
チューブをつかったトレーニングで、効率よくインナーマッスルを鍛えましょう。
四十肩・五十肩の
代表的な施術期間と過程
●施術期間
四十肩・五十肩は、軽度のものから重度のものまでさまざまです。
施術期間は、お客様の身体の状態にあわせて決定するため、一概にはいえません。
気になる症状やご要望があれば、ご相談ください。
●施術過程
1)カウンセリング
はじめにカウンセリングを実施し、どのような症状でお困りなのかを詳しく聞き取ります。
2)急性期向けの施術
無理に肩関節を動かすと、さらに症状が強まる可能性があります。
患部を刺激しないよう細心の注意を払いながら、鍼灸やハイボルト療法などの施術を行います。
3)慢性期向けの施術
慢性期に入ったら、ゼロ整体やトレーニングを実施します。
急性期の強い痛みによって、肩を動かすことに恐怖を感じているお客様も少なくありません。
当院では、お客様の気持ちに寄り添いつつ、肩を動かす恐怖の克服もサポートします。
四十肩・五十肩になってしまった
際の注意点と対処法
おもなセルフケア方法
四十肩・五十肩は、症状の経過に応じた対処が大切です。
●急性期の対処法
・無理に肩を動かさない
急性期に無理をしてしまうと炎症が悪化し、さらに長引く可能性があります。
なるべく肩に負担をかけないようにしましょう。
・痛みがある部分を冷やす
炎症による痛みがつらいときは、15〜20分ほど患部を冷やしましょう。
冷やすと、痛みを感じる神経のはたらきが一時的に鈍り、症状が楽になることがあります。
また、冷やすと血管が収縮するため、腫れの緩和が見込めます。
服の上からかタオル越しに保冷剤を当てましょう。
・肩関節を固定する
安静を心がけていても、肩関節は腕の重みによって引っ張られています。
三角巾や包帯などをつかって、安定する位置に肩を固定しましょう。
●慢性期の対処法
・痛みがある肩を上向きにして寝る
痛みがある肩を下向きにして寝ると、肩関節に体重が加わり、症状が悪化することがあります。
寝る時は、痛みがある肩を上向きにし、抱き枕やクッションなどを抱きかかえるような姿勢を取りましょう。
・運動を始める
肩関節を動かさないでいると、ますます拘縮が進んで動かしにくくなります。
そのため、日ごろから肩を動かす運動を行い、可動域を保つことが大切です。
ジョギングや水泳、ヨガなど、楽しく続けられる運動を行いましょう。
四十肩・五十肩の
予防法とケア方法
普段から肩にかかる負担を軽減することが、四十肩・五十肩の予防になります。
●運動を習慣化する
運動不足だと肩の筋力が低下し、肩関節周辺の組織に負担がかかりやすくなります。
対処法と同じく、ジョギングや水泳、ヨガなど、無理なく続けられそうな運動を習慣化しましょう。
●同じ姿勢を取り続けない
デスクワークやスマホの使用で同じ姿勢を取り続けていると、肩の筋肉が硬くなりやすいです。
1時間に1回程度休憩を挟み、伸びをしたり、肩を回したりしましょう。
●ばんざいの姿勢を取る習慣をつける
四十肩・五十肩を防ぐためには、肩関節の柔軟性を保つことが大切だといわれています。
窓を拭く動作や洗濯物を干す動きなど、腕を肩よりも高く上げる動作を行う習慣をつくりましょう。
四十肩・五十肩に関するQ&A
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四十肩・五十肩とはなんですか?
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四十肩・五十肩とは、肩関節を構成する筋肉や腱、靱帯、滑液包などで炎症が生じている状態のことです。
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四十肩・五十肩はどのような症状が出ますか?
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急性期は、激しい肩の痛みをともなうことが多いです。
慢性期に入ると、肩を動かしにくくなり、腕を挙げたり、後ろに回したりする動作がむずかしくなります。
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四十肩・五十肩の原因はなんですか?
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はっきりとした原因はわかっていませんが、加齢にともなう組織の変性が関係しているといわれています。
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四十肩・五十肩と似た病気・ケガはありますか?
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腱板断裂や石灰沈着性腱板炎、肩峰下インピンジメント症候群などがあります。
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四十肩・五十肩の回復には、どのくらいの時間を要しますか?
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個人差が大きいため一概にはいえません。
数か月程度で回復する方もいれば、1年以上かかる方もいます。
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四十肩・五十肩の慢性期はどのように過ごしたらいいですか?
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無理に肩関節を動かさず、安静にして過ごしましょう。
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四十肩・五十肩の痛みが和らいできたらどうしたらいいですか?
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痛みが和らいできたら、身体を動かしましょう。
そうすることで、肩関節の拘縮が予防できます。
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四十肩・五十肩は冷やしたほうがいいですか?
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症状の段階によって異なります。
急性期であれば、冷やしましょう。
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四十肩・五十肩は中高年以外でも発症しますか?
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若年の方でも、肩に負担をかけていると、四十肩・五十肩を発症することがあります。
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肩こりと四十肩・五十肩には、どのような違いがありますか?
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発生するメカニズムが異なります。
肩こりは、おもに筋肉の疲労によるものです。
一方、四十肩・五十肩は、肩関節周囲で起こる炎症が関係しています。
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